企画展示

播隆展 太田宿にやってきた播隆さん

山の播隆 槍ヶ岳開山

江戸時代後期の念仏行者・播隆がその修行の道中山岳史上に遺した功績は輝かしいものがある。文政年間(1818~1830年)における伊吹山禅定、文政6年(1823年)の笠ヶ岳再興、文政11年(1828年)の槍ヶ岳開山、そして開山のその足で行なった穂高岳登拝。それらの偉業は播隆ひとりの力で行なわれたのではない。播隆を支えたのは当時の民衆の願い、祈りであった。

(黒野こうき)