川柳は江戸時代中期に前句付けから独立した文芸で、人間や世相を詠み、大衆文化として定着していきました。
長い伝統を持ちながらも、誰もが手軽に読める文芸です。日常的な出来事や感情を、十七音に表す中で、言葉に磨きがかけられています。俳句にある五七五の定型リズムが大前提となり、説明をできるだけ省きながら、一読してなるほどと思えるように丁寧に言葉を選び作られています。
川柳は、俳句と異なり、季節を表すことば「季語」や、「かな・けり・や」といった切れ字などに縛られることなく、人間や世相を自由に詠むことができます。一方俳句は、基本的には自然や情景を詠むものです。
今回の展示ではその川柳の歴史をたどり現代に置いてもなお親しまれる文化として生き続けていることをご紹介します。
太田宿中山道会館内では新型コロナ対策を実施しております。
ご来館の際にはマスク着用・手指消毒・ソーシャルディスタンスを厳守ください。