太田宿中山道会館は美濃加茂市の公共施設、という位置づけであるとともに地域活性化の拠点としての存在として幅広い世代から利用いただいています。業種的には展示施設、公民館施設、収益事業施設(物販・喫茶等)の3点からなる複合施設となります。
本ガイドラインは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(令和 2年 3 月 28 日(令和 2 年 5 月 4 日変更)新型コロナウイルス感染症対策本部決定)を踏まえ、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(2020 年 5 月 4 日)において示されたガイドライン作成の求めに応じ、岐阜県、美濃加茂市より提示のあった本件について、太田宿中山道会館における新型コロナウイルス感染予防対策として実施すべき基本的事項を整理したものです。
今回、新型コロナウイルス感染症対策にあたりましては、上記事業内容から複数の業種のガイドラインを参照し、太田宿中山道会館としての新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドラインを作成いたしました。
『太田宿中山道会館 運営再開に向けた新型コロナウイルス感染症対策』
【共通事項】
1.来館者、職員における検温等の健康管理・マスク着用・手洗い・ソーシャルディスタンスの徹底
2.屋内外にアルコール消毒液を配置
3.館内及び人の手が触れる部分(扉、ドアノブ等)の清掃強化
4.自動ドアの定期的な開放などによる換気の促進(60分に1回を目安)
【各施設区分】
1.展示施設(資料館)
- お客様への入場時の検温等協力依頼、マスク着用及びアルコール消毒要請
- 展示場所ごとに間隔を空けての観覧依頼
- 団体旅行客に対する少人数ごとの入場管理
2.物販施設(売店)
- 会計時におけるソーシャルディスタンス確保(立ち位置マーク設置等)
- レジに飛沫感染防止のためのビニールシート設置
- 金銭の受け渡しにおけるコイントレイの利用とキャッシュレス決済の推奨
- レジ担当者はマスク着用及びビニール手袋着用
3.飲食施設(お休み処やどりぎ)
- 上記2施設と同様の対策実施
- テーブル配置の変更(対面座席を避け空間を確保)
- 必要に応じてテーブル上に仕切り(パーティーション)を設置
- 利用人数の制限(従来38席の座席数を21席まで減少)
- 4名以上の団体に対する分散着席の要請
- テーブル上にメニュー表等不特定多数が触れるものを置かず接客時に職員から提供
- 食事中の会話を控えることなどのお願い事項を掲示
4.屋内外イベントおよび貸館業務
- 屋外イベントについては、200人以上集まる見込みのものは中止
- 200人以下のイベントも、開催時にはトイレ・テーブル・椅子・イベント用具等を定期的に消毒実施
- 主催者に対して【共通事項】1の実施徹底を要請
- 貸館(会議室等)は20名の定員を10名までとし、利用者同士の間隔確保と換気の実施、利用時間短縮による開催を条件に許可
以上の事項にありますように、当太田宿中山道会館におきましては施設の開館に際し、利用者と職員は、安心・安全を確保するため感染予防対策の実施の必要性を理解していただきたく本ガイドラインをホームページ上に掲示させていただきました。
令和2年9月14日
太田宿中山道会館
<参考資料>
新型コロナウイルス感染症対策本部: 新型コロナウイルス感染症対策の基本的方針
厚生労働省HP: 新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために、家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント、人との接触を8割減らす
10のポイント
新型コロナウイルス感染症対策専門会議: 新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言(新しい生活様式の実践)
一般社団法人 日本フードサービス協会: 外食業の事業継続のためのガイドライン 令和2年5月14日
公益財団法人 日本博物館協会: 博物館における新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン 令和2年5月14日
公益社団法人 全国公民館連合会: 公民館における新型コロナウイルス感染症拡大予防ガイドライン 令和2年5月25日