美濃加茂市蜂屋町在住の川合薫さんのペーパークラフトによる仏像と弟の川合成樹さんの竹あかりの作品を展示します。
【ペーパークラフトによる仏像】
制作のきっかけは、同僚に誘われて寺社巡りをしているうちに、仏像の姿に関心を持つようになったことです。その頃、町の文化祭に協力する約束をしていたので、新聞紙と段ボールを再利用して、仏像を作って出品しようと考えました。長男がまだ小学生の頃、同じ材料で自由の女神作ったこともありました。仏像を作るうえで困るのは、後ろ姿の写真がないことと、新聞紙を段ボールに貼り付けるのですが、文字の均一な部分が少ないことです。
作品はリアルサイズで作るので、仏像の大きさを間近で体感してもらえます(作者 川合薫談)。
展示品~
1.夢違観音立像 法隆寺蔵 100cm
2.見返り阿弥陀(阿弥陀仏立像) 永観堂蔵 80cm
3.月光菩薩立像 東大寺蔵 204cm
4.帝釈天騎象像 東寺蔵 200cm
5.十一面観音菩薩像 向源寺蔵 194cm
6.阿弥陀如来坐像 平等院 125cm
6番目の作品は2019年の夏休みに川合薫氏のもとで指導を受けた小学生戸川 創太君の作品です。
【竹あかりアート】
近年里山の荒廃が叫ばれています。竹藪もその一因となっております。解決策として、竹炭や竹あかりに利用されております。漆黒の闇に浮かぶ蝋燭揺らめき。私はそんな幽玄な美しさを竹あかりに求めて始めてみました。竹は材料としては手強く「割れる」ことを前提として扱うため、採取の時期、処理(油抜き)、カット、管理(湿度等)が非常に難しく悩んでいます。現在30㎝~150㎝ほどの作品を制作中です(作者 川合成樹談)。