伊勢形紙とは、小紋、友禅、ゆかたなどの柄や文様をきものの生地に染めるのに用い、美濃和紙を柿渋で貼り合わせたした紙(型地紙といいます)に彫刻刀で、細かくて精緻な柄を丹念に彫りぬいたものです。
伊勢型紙はその99%を三重県鈴鹿市白子地区で生産されており、千有余年の歴史を誇る伝統的工芸用具です。
今回展示いたしますのは、この地域でその伝統を守り「伊勢型紙」を作り続けておられる「伊勢型紙サークル」代表 鍵谷恵子氏です。その精緻な紋様・デザインには、人の手の無限の可能性を感じさせるものがあります。
皆様、中山道会館までお越しいただきその素晴らしい作品の数々をご覧になってください。