中山道 太田宿みどころガイド
中山道69次の51番目の宿場、美濃十六宿の中央にある太田宿。太田宿には、中山道三大難所の一つに数えられた「太田の渡し」があり、尾張藩の代官所もあったことから、政治・経済・文化の中心地として栄えました。現在も古い町並みや枡形などが残り、宿場情緒を楽しみながら散策できます。
太田宿本陣・福田家
江戸時代、宿駅制度はもともと幕府の全国支配のために設けられ、各宿場には本陣・脇本陣が置かれました。その中で、大名・旗本・宮家・幕府の要人などが休息する施設として最も重要な役割を果たしたのが本陣です。
その規模は広大で、建物の構造においても、門・玄関・上段の間を備えるなどの共通性がありました。
旧太田宿本陣東門
この門は、江戸時代に旧太田宿本陣の東門として造られたものです。大正時代頃、西福寺に移築されました。その後、西福寺の山門が新しくされるのを機に、平成十二年に解体されました。
一間の棟門で、柱を棟まで立ち上げ、冠木上に立つ中備えの束とで棟木を支えています。柱より腕木を梁行に出し、母屋桁を受けています。軒は一軒で、疎垂木に照りはありません。簡素な造りで、旧本陣の通用門だったその由来をよく示しています。扉は昭和五十年に新しくされていますが、八双などの金具も含めて全体としてまとまっています。





